ブツブツ繰り返しニキビが出来続ける場合、
なぜ次から次へと出来てくるのか原因不明なまま手当てを続けていても、
今出来ているものを治しているうちにまた次のニキビが出来てしまい、
出来た数だけ色素沈着や赤い跡、
凸凹クレーター状の痕も残ってしまいます。
これを続けていたら、いつまでたってもニキビや跡、
毛穴の開きや黒ずみなどから抜け出すことができません。
繰り返し出来る大人ニキビ解消のためにまず必要なのが、
なぜ繰り返しニキビが出来続けるのか、
その原因を見つけることが大切です。
そして、見つかった原因を取り除き、
皮膚の状態を整えるスキンケアで肌が本来持っている力を引き出してあげれば、
自然に治ってきます。
ニキビ・ニキビ痕の赤み・赤ら顔
炎症をともなったニキビができてしまうと、鬱血(うっけつ)のために、
ニキビの周辺が赤くなります。
ニキビ跡の赤みが残っている場合には、
肌の奥に炎症が残っている可能性があります。
赤ニキビや化膿したニキビは、ニキビが悪化している状態ですから、皮膚の奥まで炎症が拡がっています。
表面だけが治っていて、皮膚の奥の炎症が治っていない場合があります。
そのため、皮膚の奥の炎症が、表面に赤みとして出てきてしまうのです。
痕が消える前に新しいニキビができ続ければ、当然延々と赤くなり続けてしまいます。
肌質によっては、赤いニキビ痕が強く残り、なかなか消えなかったりします。
このような肌質の方の場合、新しいニキビが仮に出なくても、
赤みだけが残り続けたりすることも...。
このような状態の継続は、トラブル再発、他のトラブルへの移行、
老化の加速などのリスクを増大させてしまいます。
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まずは、薬などを使って炎症を治すことが先決ですが、 それに加えて普段から正しいスキンケアを行うことが重要です。 肌質に合った基礎化粧品を見つけましょう。
詳しい内容はこちら敏感肌の赤み・赤ら顔
皮フの毛細血管は、真皮層にあります。
ほんのちょっと擦りむいて、うっすら血が出た経験は誰にでもあると思いますが、
出血しているということは、表皮を越して、
真皮まで傷ついたということです。
表皮は厚さ約0.2mmと極めて薄いものです。
そして、敏感肌質はさらに表皮が薄かったり、
角質層が正常に形成されにくいため、温度や環境等の皮膚への刺激がストレ-トに真皮に伝わります。
敏感肌は様々な肌トラブルを起し易く、特にニキビや皮膚炎を起こすと治り難く、
その炎症や刺激で赤ら顔になり易いと言えます。
アトピ-性皮膚炎はその典型ですが、乾燥肌・肌荒れが慢性化し、
角質層のバリア機能が低下することで、
同じような状態になってしまいます。
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脂漏性の赤み・赤ら顔
皮フのバリア機能の維持には皮脂膜生成は必要な条件です。
その要素のひとつである毛穴から排出される脂質を皮脂といいます。
皮脂は正常な皮フに欠かせないものですが、
過剰に排出されると、肌を刺激する性質に変わり脂漏性皮膚炎を起します。
(【皮脂の性質の変化】
細菌や酸素による遊離脂肪酸と、紫外線照射による過酸化脂質が刺激の原因とされています。)
皮脂分泌の過剰が一因で、当然ニキビを伴うことが多く、
そのためニキビの炎症、刺激でも赤くなります。
小鼻~頬全体にかけて多く発症します。
目の周りは皮脂の分泌が少ないので、ほとんど発生しません。
(しかし、その代わりに、目の周りは乾燥しやすくシワ・たるみといった、
老化が早期に発生しやすい部位です。)
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脂漏性皮膚炎が原因の方は、毎日の正しい洗顔(一日多くて
2~3回、手でゴシゴシこすらず泡で毛穴の奥の汚れを吸い取
るようなイメージで行う)と、洗顔後の保湿をきちんと行う
などが赤み解消の第一歩ということになります。